世界バレー女子2R総合結果&まさかの逆転負け!ブラジル戦の感想

2018世界バレー女子・2次ラウンドの最終結果

2018世界バレー女子も2次ラウンドが終了、3次ラウンドに進めるチームが昨日で確定しましたね。

POOL E 最終順位

1位 オランダ(8勝1敗・勝ち点24)
2位 日本(7勝2敗・勝ち点22)
3位 セルビア(7勝2敗・勝ち点21)

4位のブラジルも7勝2敗ですが、勝ち点が1足りず、2次ラウンドで姿を消しました。

POOL F 最終順位

1位 イタリア(9勝0敗・勝ち点27)
2位 中国(7勝2敗・勝ち点24)
3位 アメリカ(7勝2敗・勝ち点19)

こちらはなんと、6勝3敗となったロシアが2次ラウンド敗退となっています。

それにしてもイタリア強っ!!
セット率9.000は両プールを通じてぶっちぎりです。
3次ラウンドでは日本も戦うことになりますが、どんな展開になるのでしょうか。

その前に、昨日12日に名古屋のガイシホールで行われた2次ラウンド最終戦・日本VSブラジル戦を振り返っておきたいと思います。

対ブラジル戦・第1セット(25-23)

ブラジルといえば今でも強豪国の代表のように感じますが、実はここまで、ドイツとセルビアに敗れているんですよね。

よってこのブラジル戦、3次ラウンド進出最後の一枠をかけての戦いとなります。

気になるスタメンは、ライトに長岡望悠選手を配し攻撃型だったセルビア戦とは異なり、新鍋理沙選手を起用した守備重視のオーダーです。

序盤は一進一退の攻防。

古賀紗理那黒後愛選手の両レフトにブラジルのブロックが3枚ついてきて苦しみます。

そんな中、古賀選手のバックアタックで切ったのは良い場面でした。
奥村麻依選手のクイックも決まります。

7-8と日本の1点ビハインドで最初のテクニカルタイムアウト。

その後日本のサーブレシーブが乱れ、8-11と点差が開きかけたところで中田久美監督がタイムを要求。

このタイム明けに小幡真子選手の好レシーブがあり、このラリーを制し11-9。

勢いに乗りたい日本ですが、ブラジルのサーブレシーブが安定、多彩な攻撃を決められます。

サーブでも攻めるブラジルに黒後選手がエースをとられるも、次の一本はきっちり奥村選手の移動攻撃で切ったのは良かった!ズルズル引きずらないの、ほんと大事。

ところが日本にサーブミスが出で、ブラジルが16点先取です。

TO明け、タンダラ選手を新鍋選手がブロックしたのは嬉しかった!
タンダラ選手はすごく楽しそうにプレーするので、この方が乗りまくると向こうのムードが本当に良くなりますからね。

これで14-16となり、黒後選手に代わって今回も石井優希選手を投入。

新鍋サーブレシーブからのクロス、荒木絵里香のBクイックなど良い攻撃もありますが、ガライ選手の気迫溢れるレフトスパイクが続けて決まり、16-20で中田監督が再びタイムアウトを挟みます。

荒木選手のブロードが決まった時、「気迫では負けない!」の実況には笑ってしまいましたが、実際その通りだし、彼女は外せない存在だとつくづく思います。

しかしサーブで崩せない日本は、ガライ選手の強烈スパイクやタンダラ選手の凄まじいバックアタックを如何ともしがたい状況に。

この辺から存在感を強めてきたのが石井選手で、強打と軟打を決めて19-22とすると、ブラジルがタイムアウトを取りました。

さて大事な終盤、ガライのスパイクを古賀選手がナイスレシーブ!石井選手がコースを狙い打ったスパイクがアウトの判定も、チャレンジの結果はインー!!

さらに荒木選手の連続サービスエースで22-22と同点に!
テレビで見ても分かるほどに体育館が湧きましたね~!!

ブラジルにアタックラインを踏み越すミスがあり23-22と逆転、さらに石井選手が打ち切り24点目。

素晴らしかったのは25点目の取り方です。

石井選手がクロスのコースに入って強打を上げ、次にストレートに打ってきたところ新鍋選手がブロック!

守備体系の勝ちは日本らしくて良い勝ち方。

ブラジル相手に5点差をひっくり返したのは素晴らしいです。

それにしても荒木選手のサーブ効果は抜群ですね!

対ブラジル戦・第2セット(25-16)

第2セットは荒木選手に代わり、岩坂名奈選手がスタメンに。

高さでしょうか?この試合で荒木選手を外して本当に大丈夫?と思いましたが…

このセット、序盤にレフトをシャットされた1セット目と同じ轍を踏みません。

新鍋選手のライト攻撃が有効で、すると古賀選手のバックアタックも生きてきます。

ドタバタした展開の低いトスを、奥村選手が器用に決めた6点目は良かった!まさに”ありがたい”プレー。

石井選手のサービスエースで7点目!

さらに古賀選手のスパイクが決まり、8-4と日本リードでテクニカルタイムアウトを迎えます。

その後はブラジルが迫る展開となるのですが、目につくのはガビ選手の上手さです。

ブラジルチームの中では小柄なアタッカーなのですが、まさに縦横無尽!
ちょっとファンになりました。

日本は好ディフェンすからのアンダートスを石井選手が決めきる良い場面があり。

岩坂選手のサービスエースで12-9としたのはチームも嬉しかったでしょうね。

さらに素晴らしかったのは、ガライ選手を井上琴絵選手スーパーレシーブしたシーン。
何しろ強烈なストレートを拾ったのだからすごい!!
この一攫千金のディグを古賀選手がバックから決めて、16点目を先取しました!

TO明けにはタンダラ選手を奥村選手がナイスブロック!

ここでブラジルはセッターを交代します。
しかし流れを変えられず、田代佳奈美選手のブロックが出て18-10とリードを広げます。

19点目、石井選手のストレートはノーマークで気持ちよく決まりましたね。

20-12と8点差がつきますが、ここから果たして勝ちきれるのか?

そんな心配も杞憂に終わり、古賀選手が速いトスを決めて21点目。

タンダラ選手の強烈バックアタックを叩きこまれる場面がありましたが、ムードが落ちないのが何より良かった!

古賀選手・長岡選手が決め手24点目を取ると、最後はブラジルのタッチネットで第2セットは終了です。

対ブラジル戦・第3セット(26-28)

第3セットは長岡&岩坂選手がスタメン。

このセットをとると、なんと日本はプールEを一位通過となるんだそうで!
一方でブラジルは2次ラウンド敗退が決定してしまい、両チームの雰囲気が微妙に変化します。

勝ち急がないように、浮足立たないように、冷静に燃えることが必要ですが…

盛り上がる実況とはうらはらにサービスエースを決められたり、スパイクミス&被ブロックが続いたり。

2-6とブラジルに走られたところで中田監督がタイムアウト。

その後も長岡選手のナイスコースなスパイクがあるも、タンダラ選手に豪快に決められ、4-8でテクニカルタイムアウト。

この後、ブラジルは少しムードがおとなしくなってしまいましたよね。2次ラウンド敗退が決まったのもあるのでしょうが…

長いラリーを日本が制したり、岩坂選手のクイックが決まったりで9-8と逆転、ブラジルがタイムアウトを要求します。

それにしてもこの試合の中盤は、両チームにミスが出ていまいちな展開が続きました。
ブラジルスにパイスミス、日本にサーブミスなど…しかも連続。

だから点数的には競っているのに、全く見応えがないという残念さがありましたね。

日本が勝ちを意識し過ぎた感は否めません。

あれは足を運んだお客さんもそうとうもどかしかったのでは?

でもそんな時もあるんですよね、やっている方は手抜きをしているわけではないのですが…

そんな中で石井選手のディグが光るシーンあり、17-16。
古賀選手のスパイク、奥村選手のサーブで連続ポイント、19-16

ここでブラジルが二度目のタイムアウト。

石井選手の好レシーブから古賀選手が決めた20点目はとても良かったです。

ところが最後、日本がなかなか決めきれず23-24と追い上げられ、タイムアウトをとる羽目に。

焦りますよね、急ぎたくなる。分かります。
見てる方がそうなんだから、実際に試合をやっている方はね、尚更でしょう。

ガライ選手の強打で24-24とデュースに持ち込まれたことろで、ブラジルに好プレー。
タンダラ選手のバックアタックで4連続ポイント、セットポイントを握られます。

25-25となったところでは、日本が繋いで繋いで26点目をゲットするも、ガライ選手の超気迫あふれるアタックで26-26。

最後はブラジルにブロックとサービスエースを決められ、26-28で落としてしまいました。

対ブラジル戦・第4セット(21-25)

このセットを取らないと、日本はフルセットでは勝てないような予感に満ちた第4セットの始まり。

石井・古賀・長岡選手の攻撃的布陣は納得ですが、私はどうしても荒木選手が居ないのが気になって。
やはりブロッカーとしてもベテランとしても必要だと思うんですよね、特にこういう場面では。
そもそも第1セットだって調子良かったわけですし。

さてこのセット、序盤で両者素晴らしかったのは3-3でのラリー
互いに強打をレシーブしまくり、本当になんというラリーかと熱くなりました。
しかもこれを石井選手が決めたのは良かったですね!

しかしその後は日本が決め急ごうとして3枚ブロックにかかる場面が続き、4-6で中田監督がタイムアウト。

いいプレーが出るも、テクニカルタイムアウト時も6-8と2点差のまま。

何かきっかけが欲しい!と感じるところで

古賀選手のサービスエースで9-10、
長岡選手のフェイントで10-10、
古賀選手のバックアタックで逆転11-10、これには中田監督も拳を突き上げます。

ブラジルも一本でセンターから切ってきますが、田代選手の素晴らしいディグから長岡選手がクロスを鮮やかに決め12-11とリードを守ると、またも田代選手のナイスレシーブでブラジルのミスを誘い2点リード。

好守備が続き、リベロ井上選手のアンダートスから古賀選手がバックアタックを決めて16点目をたたき出した場面は胸アツでした。

ところがテクニカルタイムアウト明け、日本にミスもありブラジルが4連続ポイントで16-16の同点に追いつかれます。

この流れ、まさか…?という不安は的中。
タンダラ選手のスパイクで逆転を許し、さらにブロックも決められ16-18となったところで中田監督がタイムを取りました。

しかしブラジルのサービスエースもあり、16-20と差は開いていきます。

ここで冨永こよみ選手&黒後選手に二枚替え。
黒後選手がオポジットに入るのは、この大会を通して初めてです。

すぐサービスエースをとられ16-21となるも、奥村選手のブロックで18-21と詰めると、少しムードが変わりブラジルのタイムアウト。

石井選手のサービスエースで19-21と迫ったところで、ブラジルも二枚替え。

黒後選手がライトから決めて22-20、ガビ選手のスパイクミスで21-22となった時は望みが見えましたが、ここまででした。

日本も頑張って繋ぐのですが、この大事な局面でブロック・スパイクともに決め切ってきたのはブラジルチーム。

まさかのフルセット勝負となりました。

対ブラジル戦・第5セット(11-15)

15点マッチのファイナルセットは出だしが肝心。

石井選手のスパイクで1点目、同じく石井選手のサービスエースが2連続で決まり、3-0と最高のスタートを切ります。

古賀選手のストレートが冴え4-2。

井上選手のスーパーレシーブが取った6点目は素晴らしかった!

小幡選手のディグから古賀選手が決めて7-5。

と、ここまではリードを守ったのですが、ガライ選手にサーブを決められ7-7と同点に…。
日本は再び崩されバックライトからガビ選手が決め、7-8でコートチェンジ。

ここで古賀選手に代わり内瀬戸真美選手が入るも繋がらず7-9、日本はタイムアウトを取らざるを得ません。

しんどくて、荒木&新鍋選手にコートに居て欲しいと思ってしまう…

TO明けは田代選手のツーで8-9と迫るも、タンダラ選手の強烈なバックアタックで10点台に乗せられました。

8-11と3点差でテクニカルタイムアウト。

ところが石井選手のスパイクミスで4点差となり、諦めかけた瞬間でした。

岩坂選手がブラジルのバックアタックを一枚でドンピシャブロック!!9-12と迫ります。
ここまでトスもなかなか上がらなかったし、きつかっただろうと思います。
だからこのブロックは本当に嬉しかった!!

しかし反撃はここまで。

最後のタイムアウトを使うと、古賀選手の好レシーブからブレイクして11-14とするも時すでに遅し。

気迫で上回ったブラジルがこのセット、そしてこの試合をものにしたのでした。

まとめ

結果としてPOOL Eを2位で通過、3次ラウンドに進出したのは素晴らしいと思います。

しかし試合の途中にそれが決まり、気が緩まなかったか?

選手の皆さんは自問自答せざるを得ない展開だったと言えるでしょう。

随所に良いプレーはあるものの、試合にも中だるみがあったし、見ていて面白い試合だったか?と問われれば、イエスとは言えません。

まさかの逆転負けに、会場もだいぶザワザワしましたね。

物申したそうな人が少なくなさそうでした。

さて3次ラウンドでは14日(日)、再びセルビアと激突します。

翌15日(月)は優勝候補のイタリア戦です。

気を吐く全日本が見られますように!

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