Vリーグ観戦レビュー・高さのJTサンダーズvs組織力のVC長野!

Vリーグ DIVISION1のレギュラーラウンドが始まっていますね!

今回は、11月4日に呉市総合体育館で行われたJTサンダーズVC長野トライデンツ戦の感想をまとめておきたいと思います。

ちなみにDAZNでの観戦です!

個人的な見どころ

さてこの試合の見どころですが、まずVC長野トライデンツというチームそのもの!

長野は2018/19シーズンからの新リーグ構成でDivison1(V1リーグ)所属となったので、私にとって初めて見るチームなんです。

いったいどんなバレーを展開してくるチームなのかが楽しみです♪

そしてJTサンダーズは私のいちばん贔屓のチーム。

守備の上手い器用な選手が好きな私は、特に山本将平選手を応援しています。

今年は全日本入りしなかったのが悔しいし驚きですが、移籍から2年(しかも初年度はVリーグの試合に出場できなかった)で今季キャプテンになった山本選手。

それだけチームに溶け込んでいるということだし、中心選手になったということですよね。

きっと思うところも多々あると思いますが、そんな中でどのような姿を見せてくれるのか、注目していきたいと思います。

スターティングメンバー

☆JTサンダーズのスタメン

深津旭弘→劉力賓→小野寺太志→トーマス・パトリック・エドガー→山本将平→中島健太
リベロ:井上航
(敬称略・サーブオーダー順)

★VC長野トライデンツのスタメン

栗木勇→矢貫龍馬→椿芽久→髙澤和貴→田中挙章→小林哲也
リベロ:山本憲吾
(敬称略・サーブオーダー順)

第1セット

序盤はVC長野が守り勝つ場面が多く、8-6とリードしたまま一回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。

前半で印象的だったのは、VC長野の守備とまとまりの良さ

また長野のオポジットは日本人の小林選手ですが、思い切りが良く豪快で、頼りがいのあるエースだなと思いました。

JTに新加入した劉力賓(リュウ・リービン)選手の活躍も、早々に目を引きました。

197cmの高身長で、スピードや技術もある。

レフト攻撃はもちろん、センターに切り込んだりバックセンターから鋭く決めたり、動きがキレッキレでした。

中盤になってもどちらかに流れが傾くことはなく、16-15とJTの1点リードで二度目のテクニカルタイムアウト。

ここからJTの高さが物を言いました。

特にエドガー選手と小野寺選手、2m超えの二人がそろって前衛の時は、VC長野が苦戦します。

どシャットされる場面も何度かあり、最後も中島選手のブロックで25-21、JTサンダーズがセットを先取しました。

第2セット

第2セットは冒頭から良いプレーが出て、競る出だし。

先のセットでは両チームともサイド中心の攻撃でしたが、このセットはミドルの攻撃が増えてきて、またVC長野は二枚替えを行うなど、動きが見られます。

そんな中、リードしているのはJTなのに、思い通りいかないのもJTというもどかしい展開が続きます。

このセットは高さのわりにブロックが出なかったり、サーブレシーブを乱されたり、スパイクがアウトになる場面も。

18-17と点差を詰められたところで、JTがタイムアウトを要求。

その後JTはエドガー選手にトスを集めて、22-19と離しにかかります。

しかしながらここで印象に残ったのは、VC長野の雰囲気の良さ

よく声も出ているし、選手がみんな楽しそうに見える!

イキイキしているし、プレーにも工夫が見える。

JTを応援していても、VC長野はいいチームだな!と思わざるを得ません。

23-22と長野が再びJTを追い詰め、二度目のタイムアウトをとらせます。

最後は山本選手に代わってリリーフサーバーとして入った久原大輝選手がきっちり相手レシーブを乱し、小野寺選手のブロックで25-22

第2セットもJTがものにしました。

このセットでもやはり劉選手のスピード感あふれる攻撃が目立ちましたね。

また長野のコートに目が慣れてくると、セッター椿選手のトスに惹きつけられます

186cmと高さがあるので、相手コートに返りそうな球を何度もワンハンドでトスにしていましたし、手首に柔らかくも力強いバネがあるみたい。

彼のハンドリングの妙に思わず釘づけです。

第3セット

2セットを連取されてなお、チームの雰囲気もまとまりも素晴らしいVC長野。

こういうチームは何だか応援したくなりますね。

しかし小野寺選手のブロックやクイック、深津選手のツーなどで8-6とJTリードという序盤。

山本選手が相手のライト攻撃を止めようとブロックに跳ぶも、小林選手がブロックアウトを狙ってくると読んで手をすっと引っ込める場面があり、これが的中。

こうして相手ミスを誘う(相手に利用されるのを阻止する)のも貴重な1点の取り方ですよね。

さてこの日DAZNで解説をしていた大竹秀之氏、JTのコートをもどかしい思いでご覧になっていたようで。

「個人技になっていて、チームとして攻める形になっていない。だから勢いを感じられない。」とおっしゃっていました。

これは見ていても確かに感じることで、決してチームワークのないチームではないのに、長野のようなまとまりを感じません。

地力で勝る余裕なのかもしれませんが、そうも見えず。

今ひとつ歯車がかみ合っていない印象は否めませんでした。

しかもJTに連続ミスが出て11-11と同点に追いつくと、長野のムードは最高潮に!

追い上げられたJTがようやくチームワークを感じさせたのは、16点目を先取した際の一連のプレー。

エドガー選手が体を捨てて渾身のレシーブ→小野寺選手のバックトス→劉選手が決め切る!

JTファンがこの日一番盛り上がったのはこの瞬間だったと思います。

ムードが上がったJTは今度こそ自ら流れをつかみます。

20点目を過ぎると立て続けにブロックポイント!

最後は劉選手のバックアタックで25-18と、JTがストレート勝ちを収めました。

まとめ

これでJTサンダーズは2勝1敗で4位、VC長野トライデンツは1勝3敗で8位につけています。

終わってみると、大きな差があったのはブロックポイントです。

JTの9点に対して、VC長野は0点

各セットとも途中までは競るものの、最後はJTが高さで制したかたちです。

高さといえば、高さを備えつつも守れる劉選手がこの試合のVOMに選ばれていました。

攻撃もよく決まっていましたが、なんとサーブレシーブ成功率も70%超え!

攻めて良し、守って良しのオールラウンドですね。

彼のプレーももちろん魅力的ですが、JTには他にも良い日本人サイドアタッカーがいるので、彼らを見られないのはちょっと寂しいです。

そして負けはしましたが、VC長野の連携は素晴らしかった!動きが組織的というのかな。

2m級選手を二人擁するJTと戦って、VC長野は得たものが大きかったと思いますし、今後はより具体的な対策を練ってくることでしょう。

また試合が見たいと思えるチームで、進化していくVC長野がとても楽しみです。

そしてJTには、個人技が光りつつもサンダーズらしい魅力あふれるバレーを期待しています!

大阪でのパナソニック戦のチケットも取りました!!

昨シーズン優勝&今季もぶっちぎり首位のパナ戦…JTらしい面白いバレーが見られますように。