Vリーグファイナル6観戦レビュー・JTサンダーズvs豊田合成

JTサンダーズファンでこのブログの管理人・ナキでございます。

V1リーグ・ファイナル6もいよいよ最後の試合!

パナソニックと東レはすでにファイナル3への進出を決めており、残る一枠をサントリーとJTで争うかたち。

そして今日の対戦相手は豊田合成トレフェルサ

すでにファイナル6敗退は決まっているチームですが、アンディッシュ前監督とイゴール選手の退団が発表されました。

きっと彼らのためにも意地を見せるためにも、必死で勝ちをもぎ取りにくるはずです。

果たしてJTは次のステップに進めるのか!?非常に大事な一戦です。

それでは3月24日、東京・大田区総合体育館で行われた豊田合成トレフェルサ対JTサンダーズ戦の感想ブログです。

スターティングメンバー

★JTサンダーズのスタメン

6トーマス・パトリック・エドガー→18山本将平→4安永拓弥→3深津旭弘→16劉力賓→2小野寺太志
リベロ:10井上航

☆豊田合成トレフェルサのスタメン

15イゴール・オムルチェン→7白岩直也→11傳田亮太→5前田一誠→12高松卓矢→6近裕崇
リベロ:10古賀幸一郎

(敬称略・サーブオーダー順)

第1セット

ラストゲームとなるイゴール選手の強打で幕を開けたこの試合。

一方のJTは、深津選手のワンハンドトスから安永選手がいいコースにAクイックを決めました。

なんともワクワクするスターティング、序盤はサイドアウトをくり返すシーソーゲームで、合成はかなりイゴール選手にトスを集めていました。

最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎えます。

TO明け、8-8ではしびれるラリーがありました。

両者にファインプレーが出て、取ったのはJT。エドガー選手の素晴らしいディグを、劉選手が技ありのスパイクで点に繋げました。

その後も一進一退の展開の中、劉選手のキレキレストレート&ドンピシャブロックの2連続得点は大きかった!

本当に劉選手はブロックも上手い!!

合成もイゴール選手の角度鋭いスパイクや近選手のクイックなどでぴったりついてきます。

二回目のテクニカルタイムアウト時のスコアは16-15。

そしてTO明け、またも劉選手がイゴール選手を止めた―!素晴らしいブロックでした!!

小野寺選手もイゴール選手をブロックし、先に20得点。

さらに劉選手のサービスエースで22-18と点差を広げると、合成がタイムアウトを要求します。

合成は複数のメンバーチェンジで対策を講じますが、25-20でJTが第1セットをものにしました。

第2セット

第2セットは傳田選手のブロックや白岩選手のサービス、高松選手の技ありスパイクで合成がリードします。

そんな中、傳田選手のクイックをコミットして止めた安永選手のブロックは爽快でした~!

コースをしっかり押さえていて、簡単に流れをやるものかという強い意志を感じるプレーでした。これで4-4の同点に追いつきます。

その後はどちらも譲らず、7-8でテクニカルタイムアウト。

このセットは深津選手のミドルの使い方が冴えわたります。

8-9の時、合成は傳田選手に代わって山近選手が入りました。

サイドアウトの繰り返しだったのですが、サービスエースで13点目をとった山本選手の表情にはなんか泣きそうになりましたね。

劉選手のすごいストレートなどで16-13とし、二回目のテクニカルタイムアウトへ。

中盤以降はエドガー選手とイゴール選手が目立ってきます。

20-17の時のラリーは両チームとも素晴らしかった!これは合成のイゴール選手が決めて勝ち取りました。

(21-19の時にはリリーフサーバーのジャンプサーブがイゴール選手の頭を直撃してタイムアウトをとる場面がありましたが、そのままコートに戻ってよかったです。)

20-23時にもこれまたすごいラリーがあって、ダメかなと思った球を井上選手が見事につなぎ、JTエドガー選手が得点に!

このラリーをものにして24-20としたJTが、最後は小野寺選手のクイックで25点目をあげました。

25-21でJTが2セット連取、この時点でポイントの関係でJTはファイナル3進出を決めました!!

第3セット

第3セット、JTはメンバーを大きく入れ替えてきました。

ライトはエドガー選手に代わり八子選手、セッターは深津選手に代わり金子選手、レフト・劉選手のところには武智選手、そしてミドルは小野寺選手に代わって筧本選手。リベロも唐川選手スタートです。

いつもベンチから盛り上げている選手たちの活躍、すごくすごく見たい!!

合成もレフトのスタメンを白岩選手から山田選手に代えてきました。

そしてもう一つの大きなメンバーチェンジ。

2-3でイゴール選手がスパイクを決めると、これが彼の最後の得点ということで選手たちが祝福、コートを去ると温かい歓声が会場を包みました。

目がうるんでしまいますね。

さて選手を大幅に入れ替えたJTは、キャプテンの山本選手が随所でいいスパイクを決めたり声を掛けたりしますが、4-8とリードを広げられます。

さらに武智選手を近選手がブロックするなどして、4-10でJTがタイムアウト。

合成・前田選手は、11点目を上げた山田選手のバックアタックの使い方が素晴らしかったです。

二回目のテクニカルタイムアウト時は16-10と6点差。

19-14のラリーはJTがよく粘りました!金子選手、ナイスディグです。

しかし武智選手が山田選手止められ6点差。

22-15と7点差でJTは再びタイムアウト。

その後も、不運もありましたがJT選手の集中が上手くいかない様子で18-25で落としてしまいました。

このセットは合成のブロックが6本と、本領を発揮したかたちになりました。

第4セット

JTは3セット目と同じメンバーでスタート。

このセットはしっかりと勝ち切って欲しい!!

しかし八子選手にミスが続く厳しい展開…どうなるか!?

最初はサイドアウトの繰り返しでしたが、山本選手や八子選手のスパイクでリード、8-4で最初のテクニカルタイムアウト。

やっとJTメンバーのバタつきが収まり実力を発揮できるようになってきた感じ。

山本選手の頭脳プレー的サービスエースで10点目を先取すると、合成がタイムアウト。

3セット目は金子選手のトスワークもぐんと良くなり、ブロックにかかることが多かった武智選手も乗ってきて、流れを作ります。

13点目は金子選手のブロックポイントー!

これ嬉しかったですね、188cmある彼は元スパイカーですし、出場したらやはりシャットにも期待してしまいます。

二回目のテクニカルタイムアウトは16-9。

筧本選手のサービスエースや八子選手のサービスエースなどで21-13と離します。

23-15の場面では両チームともいいプレーの応酬で、高松選手が最後は決めましたが、金子選手のブロックカバーは素晴らしい反応でした。

こういう、ふだん活躍をあまり見れない選手の能力・実力を見られると嬉しい。

24、25点目は八子選手が取り、最初のミスを帳消しにしてくれたのは嬉しかった!!

まとめとイゴール選手の退団

今日はまずJTがファイナル3を決められたのが何よりも良かったですが、3セット目はちょっと残念でした。

結果として4セット目にちゃんと取り返せて本当に良かった!

VOMに選ばれた安永選手はこの試合通して本当にキレていました。決定率80%にブロック2本!

見ていて気持ち良いプレーが多かったですね。

そして最後に合成のイゴール選手のラストゲームについて。

前日のミーティングで、イゴール選手のためにいい試合をして勝とうと話し合い、それを聞いたイゴール選手は涙を流し、チームメイトも泣いたそうで…。

豊田合成、いいチームですね。

試合後にはアンディッシュとイゴールのために特別セレモニーも行われました。

イゴール選手はご自身へのエールを聞いている時、涙を堪えきれませんでしたが、本当に優しいいい顔をされていました。

私も高松選手の締めの言葉には涙腺が崩壊してしまいました。

まさに豊田合成トレフェルサというチームを、この強いチームを創り上げたお二人です。

本当にお疲れさまでした。