天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会の季節ですね!
ふだんはJTサンダースを応援しつつ、V1リーグを現地orDAZN観戦で楽しんでいるナキです♪
先日サンダーズは、年内最後のV1試合で現在首位のサントリーサンバーズにフルセット負けを喫してしましました。
そして今日、天皇杯の準々決勝で再びサントリーと対戦!
雪辱なるか!?
期待に胸を膨らませてのDAZN観戦です。
個人的な見どころ
ずばり、JTはサントリーに勝てるのか!?
とにかく結果が欲しい!サントリーに勝利するという結果が。
というのもV1リーグの1レグ・2レグともに、JTはサントリーにフルセットで敗れているんです。
勝てない相手では決してないはずなのに…。
だから個人的には勝敗の行方のみが注目ポイントです。
スターティングメンバー
☆サントリーサンバーズのスタメン
17星谷健太朗→13ムセルスキー・ドミトリー→10藤中謙也→12塩田達也→9大宅真樹→19栗山雅史
リベロ:1鶴田大樹
★JTサンダーズのスタメン
4安永拓弥→3深津旭弘→16劉力賓→2小野寺太志→6トーマス・パトリック・エドガー→18山本将平
リベロ:10井上航
(敬称略・サーブオーダー順)
第1セット
この試合もまた競っていくのか、という予感に満ちた3-3という出だし。
ここで先に4点目を取った山本選手のブロックは大きかったですね!
その前に劉選手、井上選手の二人が強打を上げていただけに、良い流れを呼び込みそうな1本。
その後は残念ながらお互いのサーブ&スパイクミスで得点を重ねますが、テクニカルタイムアウトは8-6とリードしたまま迎えます。
両チームともセンター線を積極的に使ってくるので、第1セットはトスワークを見ているのが面白かった!
次にJTのきっかけとなったのは、セッター深津選手のサービスエースでしょうか。
今日はサーブレシーブ巧者の藤中選手をよく崩していたと思います。
小野寺選手のクイックで14-11とした時流れも、ラリー中に劉選手のBAを使ったり、彼のトスワークが冴えてワクワクしました。
しかもすぐさま劉選手の2本連続サービスエース!1本目は鋭くコーナーを突き、次はネット際に落とすという頭脳プレー。
5点リードし、JTは盛り上がりの中で二回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。
その後も井上選手を中心によく拾い、ラリーをエドガー選手が決める鉄板パターン。
またムセルスキー選手の調子が悪いのか、サーブは入らず、大事なところでスパイクがアウトになっていたのもサントリーは響いたと思います。
第1セットはJTが25-18でJTが勝利しました。
第2セット
第2セット、サントリーは星谷選手に代わり小野選手がスタメンで入ります。
高いブロック、劉選手のバックアタック、山本選手の巧いスパイクと、JTらしさが順調に発揮される序盤でしたが、6-4の時に火災報知機が鳴るというハプニング発生。
客席もコートものんびりムードで、実際に何事もなかったようで本当に良かったです。
中盤はシーソーゲームになりますが、JTのサーブレシーブが乱れません。
安永選手のブロックが出て12-9としたところで良い流れに。
ムセルスキー選手を劉選手が止めた15点目も上がりました!
しかし藤中選手がエドガー選手を止め15-15、さらにムセルスキー選手のサービスエースで16-17と逆転、サントリーがリードします。
第1セットは不調だったムセルスキー選手ですが、このセットはとにかく彼にトスが集まった印象。きっちり仕事します。
ところがミドルとはコンビが合わず、レフトにはなかなかふれず、サントリーは攻撃面で苦しそうでした。
終盤はJT深津選手の守備も光りましたね~。
結局このセットも25-22でJTが制しました。
第3セット
第3セットもサントリーは小野選手をそのまま起用。
ムセルスキー選手が高さと器用さで本領発揮の序盤です。
ただ今日のJTはチームの雰囲気がとてもいい!
劉選手のサービスエースで4-3、彼がまた見せ場を作りました。
栗山選手のバックアタック、藤中選手のストレートを続けて拾い、エドガー選手の強打で制した5点目はアツかった!
この同点の仕方には盛り上がりましたね。
しかしサントリーがセンターとのコンビを修正し、またムセルスキー選手以外の選手も活躍しだし、7-8と1点ビハインドでテクニカルタイムアウトを迎えます。
その後も長いラリーをサントリーが制し、8-10と離されかけますが、劉選手のストレートが冴え切り替えし、深津選手のブロックも出ました!
本当にこの深津選手という人は、どんな試合でもどんな流れでも、個人技で闘志を見せてくれますね。
さてサントリーは11-12でミドルを小野選手から星谷選手に戻します。
ムセルスキー選手の2連続サービスエースで2連続得点すると、JTは狙われた劉選手をいったん下げます。
二回目のテクニカルタイムアウトも15-16と点差は変わらず。
次もラリーとなりますが、山本選手がブロックで仕留め16-16。
JTに良い流れが来そうなところで、なんと主審がインアウトの判定を覆し、どう見てもJTの得点だった場面でサントリーに点が入ってしまいます。
しかもこの後すぐに星谷選手がエドガー選手を止め17-19、2点リードを許します。
さあJTはここで腐らず士気を保てるか?
ムセルスキー選手が躍動しサントリーが先に20点目をとりますが、JTもくらいついていきます。
さっきムセルスキー選手のサーブでやられた劉選手が、同じローテでバックアタックを鮮やかに決め1本で切ったのは溜飲のさがる思いでした。
サントリーのタッチネットで22-22と追いつくも、藤中選手が切り22-23。
ムセルスキー選手のスパイクが痛恨のアウトとなり23-23、再び並びます。
ここでビッグサーバーのエドガー選手、なんとサービスエース!!
最後もエドガー選手が打ち切り、JTが第3セットを25-23で勝利。
JTサンダーズ、天皇杯の準決勝進出決定です!
まとめ
今日のJTサンダーズ、何が良かったって、チームワークが見えたこと!
あっさり負ける時のJTは、ただ強い個人がいるだけの個人技のチームになってしまい、まとまりが見えなくなりがちです。
でも今日は結束と勝利への想いが随所に見えました。
バレーボールで見たいのはこういうところだよ、という気持ち。
またこの試合は深津旭弘選手のトスワークが多彩で!
小野寺&安永両選手のミドルは3セット通してコンスタントに見られるし、両レフトもキレキレだし、ここぞの時はエドガー選手。
楽しませていただきました。
井上航選手の守備・つなぎも忘れてはいけません。
強打に軟打にブロックカバー、二段トス…どの仕事もきっちりこなし、ラリーからの得点を演出しましたね。
昨年も見ていましたが、今年、特に最近の活躍は目を見張るものがあると思います。
「だからJTのファンなんです!」と宣言したくなる試合が見られて、今日は本当に嬉しい。
来週の準決勝は豊田合成トレフェルサとの対戦です。
実力が拮抗したチーム同士なので、高いレベルでの本気と技術のぶつかり合いが今から楽しみですね。