『ハイキュー!!』1巻レビュー「最初は好きになれなかったワケ」

ハイキューBLOG管理人のナキです!

私はいわゆる”コミックス派”なので、巻ごとに『ハイキュー!!』レビューを…というのもおこがましいな、自分なりの感想を綴っていきたいと思います。

ではまず1巻から。

『ハイキュー!!』がはじめは苦手だった理由

今でこそ好きな漫画のTOP10に入る『ハイキュー!!』ですが、1年半ほど前に友人がまとめて貸してくれた際、読み始めのうちはこの漫画がなかなか好きになれませんでした。

このブログを作ったのを機に最初から読み直してみたところ、残念ながらその印象にあまり変化はなし…。

それは1・2巻において、メインキャラクターにあまり魅力を感じられないから(あくまで私個人の感想)。

『ハイキュー!!』の主人公といえば、かつてバレー部が全国大会で活躍した烏野高校の新入生・日向翔陽(ひなたしょうよう)

日向の「純粋まっすぐなら何をしても許されると思ってる?感」がちょっと受け付けない。

それを言ったら少年漫画が成り立たないと言われるかもしれないけれど、『ONE PIECE』のルフィ―や『キングダム』の信のことはちゃんと好き

じゃあ日向との違いは何だろうと考えた時、自己主張の仕方やタイミングに覚える違和感が真っ先に浮かびました。

海賊王or大将軍になる宣言をするルフィ―や信には「がんばれ」と思うのに、なぜエースになる宣言をする日向にはげんなりしてしまったのか?

日向はやたら優しい2・3年生と顧問というぬるま湯的環境にいながら、「オレはこうしたい!」とか「オレはこうだ!」が多すぎるんだと思う。

下手くそな時点で「負けない!」「倒す!」「オレはとべる!」だの叫びまくりで、炸裂する日向のこの「オレがオレが」に胸焼けしてしまったんです。

まあ最初のうちにやたら決意表明させるのが少年漫画の描き方なのかもしれないけれど、それにしても日向の自己主張の頻度はtoo muchに感じます。

2巻までは特にそうで、もしチームメイトだったら「それ、今ここで宣言しなきゃダメなこと?」って聞いてしまいそうだし、初対面の対戦相手に”倒す宣言”なんかされた日にはサーブで狙いまくると思います。

そもそもこの1巻、バレー部の一年生がみんな好きになれない…。

月島は”ひねくれてる”を通り越してよく喋るヤな奴で、冷めてるのは伝わるけどクレバー感に欠けるし、山口は単なる腰巾着。

ハイキュー!!コンプリートガイドブック排球本! (ジャンプ・コミックス) [ 古舘春一 ]』で作者自ら山口のことを「現在のような活躍は全く考えていませんでした」とおっしゃっているのですが、それがよく解ります(今は山口、すごく好きですよ!)。

1巻を読む限り、シンプルなバレーバカである影山にかろうじて共感できるかなあ…。

とにかく「みんなで日向の身体能力のスゴさを説明する巻」という印象でした。

それでも読み続けようと思った要素

あまり好きなタイプの漫画じゃないなあと思いつつも続く巻を読んだのは、もちろん好きなポイントや期待がふくらむポイントもあったからです。

1)私的きゅんポイント

古舘春一さんは擬音語が上手だなあと常々思います。

漫画の場合、単に音を言語化するだけではなく、その字のデザインまで絵の一部として表現できるわけですが、最初にそれをしみじみ感じたのが1巻のこちら↓の場面。

<古舘春一『ハイキュー!!』第1巻・P111>

バレー部の使っている体育館に、田中先輩が電気をつけてあげるシーンです。

照明の分電盤、あのスイッチって普通のよりちょっと重いんですよね。
で、電気はちょっとした時間差で点いたりする。

その様子がとても分かりやすくて、この体育館のコマを見た時、めっちゃノスタルジーを感じました。

それにこの体育館自体、うちの高校バレー部の体育館とそっくりなんです!

あ、自分ここにいたなー、こういう世界にいたなーって急に懐かしくなりました。

2)熱さの方向性

日向の純粋まっすぐ自己主張はあまり受け付けない私ですが、まっすぐな熱さ自体は大好物です。

私は一生懸命に頑張ることを全肯定します。

そもそもスポーツって、一生懸命やることなしに飛躍的に上手くなったりしない。

日向は口でごちゃごちゃ言うことが多いのでげんなりしていましたが、口先だけじゃない根性の描き方もありまして。

この方向性での熱さがもっと見たい、と思えたのがこちら↓

<古舘春一『ハイキュー!!』第1巻・P124>

この前のページからの一連

「苦しい。もう止まってしまいたい。」

そう思った瞬間からの、一歩。

この「一歩」って、バレーだけでもスポーツだけでもなく、人生の色んな段階で必要になるかもしれない一歩なんですよね。

こういう熱さを大切に描いてくれそうな気配がしたのは、2巻に進むモチベになりました。

3)ユーモアセンスが好き

ちょこちょこ挟まれるギャグ的シーンの描き方が好きです。

こちら↓は初期の重要?シーン。

<古舘春一『ハイキュー!!』第1巻・P79>

教頭先生の右手の角度にやられました(笑)

それに私の中学の教頭に瓜二つで!いやーびっくりした!!

その教頭、私が骨折して松葉杖をついているのに「走れ!」と言ったことがあって。

勝手にスカッとしましたよね、このシーン 笑

『ハイキュー!!』にはさりげなく面白いコマがけっこうあって、作者のセンスが好きだなと思いました。

まとめ

こうして1巻の感想を文に綴ってみると、後に飛躍的に好きになった理由もかなりはっきり分かります。

今までブログを書いたことはあるものの、本や映画の感想は苦手であまりレビュー的な記事は書きませんでした。

でも文章化するのも面白い作業ですね。

早く30巻のこととか書きたいなあと思いつつ、愛情と敬意をこめて1巻ずつ進めていこうと思います!

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