『ハイキュー!!』15巻レビュー後編「だから青城が好きなんだ!」

『ハイキュー!!』コミックス1巻から感想ブログを綴ってきた私ですが、まさか漫画一冊のレビューを前編・後編に分ける日が来るとは思いませんでした。

でも15巻にはそれくらい好きなコマが散りばめられているんです。

しかも青葉城西伊達工業は、私の好きなチーム不動のトップ2。

この2校の対戦に5000字以上を費やしても仕方ない!

後編では春高代表決定戦の準決勝・烏野vs青葉城西について綴ります。

青城には好きなタイプの選手がわんさかいるうえ、渋い好プレーも続出!

そんな『ハイキュー!!』15巻レビューの後編です。

青城戦は試合前から面白い!

私は主人公・日向をあまり魅力的と思えず、最初は「うーん、いまいち…」と思いながら読んでいたのですが、青城というチームが出てきてから俄然面白くなったし、この漫画を好きになりました。

こちらのランキングでも書いたように、好きなキャラクター第1位は岩泉一だし、先日の及川の誕生日には私的及川徹論のような記事も真剣に綴っています。

とにかく青城メンバーのキャラが大好き!

たとえば及川さんのこんなところとか。

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P70 集英社>

試合前のアップ中に影山とボールの取り合い(笑)。

しかも続きがコレ↓

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P70 集英社>

中学の後輩に対して大人気ない及川と、手玉に取られ過ぎな影山、面白い…。

花巻の「及川(コイツ)これで高3かあ…」というしみじみした呟きがイイネ。

でも前の試合でケガをした大地を気遣ったり、バレーに関してはちゃんとフェアなのが及川の良いところ。

何よりめちゃくちゃ努力家なのを知っているから、みんなこの主将を信じているわけで…

いつもは「信じてるよ、お前ら」という及川の言葉で始める試合ですが、この烏野戦前に限っては岩泉・花巻・松川の3年メンバー3人が

信じてるぞ、キャプテン

って言うんですよね、声をそろえて。

(でもそういうの決勝までとっておきませんか?何かのフラグみたいじゃないですか…泣)

これには及川もびっくりするけれど、岩泉が

初っ端のお前のサーブを信じてる
ミスったらラーメン奢りで。

とつなげると、すかさず花巻&松川も「俺チャーシュー大盛り」「俺はギョーザ追加で」とノるところがザ・青城。

しかもゲーム開始の笛が鳴ると、「ナイッサー!」と同じリズムで

岩泉「ショウユーウ!!」
花巻「トンコォーツ!!」
松川「担々めェーん!!!」

と真顔で言える3年生たちの関係性がすっげ-好きです。ホントいい。

バレーの面白さがリアルに甦る青城のプレー

自分が男子ならぜったい青城でプレーしたい私ですが、それは単にそういうところが楽しそうだからではありません。

この人たちのプレースタイルが好きなんです。

バレーボールの面白さを最もリアルに思い出させてくれるのは、間違いなく青城。

バレーではどうしても”打つ”と”拾う”に目がいきがちですが、実際はどんな大砲がいても「つなぎ」ができなければチームとしては弱いです。

そういう意味で烏野戦で特にいいなあと思うのが、マッキーこと花巻貴大の存在です。

たとえば影山の強力なスパイクサーブを

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P91 集英社>

ギリギリのところで「ちゃんと見切って」ジャッジしたり、

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P113 集英社>

サーブレシーブが崩れても、いとも簡単にバックトスで良いセッティングをしたり。

私はどんなスポーツでも器用な選手が大好物なので、花巻はどストライクなんです。

ここに全コマ紹介できないのが残念ですが、好レシーブも連発しているし、機転も利くし、大人だし。

及川&岩泉コンビが目立っていられるのは、マッキーがいるからこそ!だと思います。

そして「機転が利いて大人」と言えば、もう一人。

まっつんこと、ミドルの松川一静さんですよ。

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P116 集英社>

このブロック、超コワい!!

日向の速攻への対処が素晴らしいし、この”圧”も素晴らしい。

すごくいいコマですよね~。

青城のレギュラーは1年生が二人だし、リベロは2年生。

でも4人の3年レギュラーがそろって独立心があるから、いい意味で余裕のあるチームなんだと思います。

ああバレーが楽しそうでウズウズする!

青城の”壊し屋”とは

さて、そんな青城において異質なメンバーが登場する15巻。

そう、この巻のサブタイトルは「壊し屋」です。

伊達工業の”壊し屋”が黄金川貫至(詳しくは前編)なら、青葉城西のそれは京谷賢太郎

他を寄せ付けないオーラと粗暴な行動で周囲を威嚇する、いかにもチームプレーに向かないヤツで、及川は「凶犬ちゃん」と呼んでいる。

青城はそんな選手をなんと、第1セット終盤、烏野にセットポイントを握られてから投入すんです。

しかーし!

明らかに金田一へのトスだった球をぶんどって打っておきながら、結果はアウト!!

これにはさすがに及川さんも

明らかに金田一の球だったのにぶんどった挙げ句にアウトかよ!?

しかも今のセットポイントだったんだぞ!!?

一体どっからツッ込めばー

と固まっている間に、

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P135 集英社>

岩泉が思い切り拳骨で怒るところ、最高

まさに正論だし、こういう「自分さえ気持ち良ければそれでいい」というプレーは大嫌いなので、スカッとした。

ちなみに京谷は誰の言うことも聞かないし返事もしないが、勝負をふっかけてはことごとく負けてきた岩泉にだけは従うらしい…

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P137 集英社>

チャンピョン岩泉かっこいい、ますます惚れる。

でもさ、岩泉がいなきゃどうなってんだろうね?

コミュニケーションが「苦手」なのは仕方ないとして、周りにだけ歩み寄らせて気を遣わせて、自分はツーンとしているヤツほど嫌な存在はないわ。

私が監督だったら試合に出さない。自分の気持ち良さ優先のヤツがいると、他の選手がケガをする可能性が高いから。

他人に差し出してもらうなら、自分も差し出さないと。

何でもオレオレオレオレ…なら個人戦のスポーツか囲碁・将棋をやればいい(これでもかってほど大好きな”オレ”と向き合える)。

まあ16巻ではこの狂犬ちゃんも徐々に学んでいくし、その過程でめっちゃ好きなシーンもあるのですが、それはまた次回。

おわりに

最後に、この漫画の主役である烏野チームの超ファインプレーを一つ。

これです!!!

<古舘春一『ハイキュー!!』第15巻・P94 集英社>

サーブカットが高くなりすぎてネットを越えようとしたところで、影山がワンハンドトス。

したところに田中パイセンが待ち構えていて打ち下ろす!!

烏養コーチも

田中(アイツ)よく入って来てたな!?

と驚いていましたが、実際に試合を観ていたら最も興奮したプレーはこれだろうと思います。

サーブカットが乱れた以上サイン通りの攻撃とはいかなくなるわけで、田中は本当に一瞬の判断であそこに切り込みに行ってますからね!

このコマの角度もステキで、田中の背中が本当にカッコイイなあと思ったのでした。

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